こころパン

聖書と、たわむれる時。

高校演劇

教会に来ているKちゃんが所属する演劇部が、地区大会で優勝し、横浜の中央大会へ。
奥さんと観に行きました。
 
おおお面白かった。
 
レベル高いですね。皆しっかり声が通って、リズム感の良いお芝居で楽しめました。
30年前の夢の遊眠社を思い出しました。
 
キャストは全員女子。
「Joker」というタイトルの芝居で、自殺未遂で意識不明になった女の子の意識の中を、擬人化された「喜」「怒」「哀」「楽」が駆け巡ります。
そういう中で、問題が解決したわけじゃないけど、彼女はもう一度生きるっていう道を選択する。
でも彼女を邪魔者扱いする鬼母も「ったく面倒臭いことして」と思っているに違いないことは容易に想像できる。
この子はまたしばらく泣き続けるだろうな。
 
迷走する意識の中で彼女は、何が正しくて自分がこれからどうするべきか、体を小刻みに震わせながら「わからないよ」と言う。
自分の狭い枠でしか物事を考えられず、大好きな親友の苦しみが理解できない。
ああ、そうだよな、若い時って、言いたいこと全部言って傷つけあってたよな、ということを思い出した。
何が正論だとか、相手の立場とか、自分の体裁とか、考えるより先に叫んでたよな。感受性だけで生きているようなね。
やっぱり、素敵な時代だよ、高校生って。
でも、少し経てば互いに謝って、元に戻っていく。(芝居ではここで悲劇が起こるのだが)
そんなことを思い出させてくれた。ありがとね。
おじさんにとっては遠い昔のことだけどね。
 
皆、高校生らしいストレートな芝居をする。動きが丁寧で、演出が細かい。
セリフを言っていない子たちも、きちんと芝居している。ぼーっとしていない。手持ち無沙汰にもなっていない。
照明もホリゾントがその場その場の支配の色を作っている。「怒」なら赤とか。
「怒」を演じていた女王様に、一度は「クズ」と言われてみたいもんだと個人的には思いました。
お疲れ様でした。
kちゃんも照明係おつ。来年は舞台に上がっているのが観たいな。

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